Q ソマリが気を付けたい主な病気は?
A わたしの体、ちょっとだけデリケートなの。
ソマリのわたしたちは、元気いっぱいだけど、いくつかの病気にかかりやすいことがあるの。
たとえば、ピルビン酸キナーゼ欠損症(PK欠損症)っていう、血液の病気や、慢性腎臓病、歯周病などがあるよ。
だから、早めの気づきが大切なの。
わたしがいつもと違う様子をしていたら、それは体からのサインかもしれないの。
食欲がなかったり、元気がなかったり、そんなときは早めに気づいてくれると嬉しいな。
定期的に健康診断を受けたり、毎日のケアをしてもらえると、わたしも安心して過ごせるの。
あなたとずっと一緒にいたいから、これからもよろしくね!
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ソマリが気をつけたい主な病気
1. ピルビン酸キナーゼ欠損症(PK欠損症)
🔸 どんな病気?
赤血球が壊れやすくなり、貧血を引き起こす遺伝性の病気。
徐々に元気がなくなり、疲れやすくなる。
🔸 症状
食欲不振、元気がない、動きたがらない
貧血が進むと、歯茎や耳の内側が白っぽくなる
🔸 予防・対策
遺伝子検査を受けることが重要!(当キャッテリーでは遺伝子検査を実施しています)
定期的な健康診断で貧血の有無をチェック
2. 進行性網膜萎縮(PRA)
🔸 どんな病気?
目の網膜が徐々に衰えていき、最終的に失明してしまう遺伝性疾患。
若いうちに発症することもある。
🔸 症状
夜になると物にぶつかる(夜盲症のような状態)
瞳孔が大きく開いたままになる
進行すると昼間も見えづらくなり、失明
🔸 予防・対策
遺伝子検査で発症リスクを確認
早期発見のため、定期的に眼科検診を受ける
失明しても環境を整えれば長生きできる(家具の配置を変えない、段差を少なくする)
3. 慢性腎臓病(CKD)
🔸 どんな病気?
腎臓が徐々に機能低下し、老廃物をうまく排出できなくなる。
猫全般に多い病気だけど、ソマリは特に発症リスクが高め。
🔸 症状
水をよく飲む・尿の量が増える
食欲が落ちる、体重が減る
進行すると吐き気や脱水が出る
🔸 予防・対策
水分をしっかり取らせる(ウェットフードの活用も◎)
腎臓に負担の少ないフード(低リン・低タンパク)を選ぶ
定期的に血液検査や尿検査を受ける(特に7歳以上は要注意)
4. 歯周病
🔸 どんな病気?
歯石や歯垢がたまることで炎症を起こし、最悪の場合、歯が抜ける。
ソマリは歯周病になりやすい傾向があるので要注意!
🔸 症状
口臭がきつくなる
よだれが増える
口を痛がる、食べづらそうにする
🔸 予防・対策
歯磨きを習慣にする(子猫のうちから慣れさせると◎)
デンタルケア用のおやつやフードを活用
定期的に動物病院で歯のチェックを受ける
5. 肥満
🔸 どんな病気?
ソマリは活発な猫だけど、運動不足になると太りやすい。
肥満は糖尿病や関節炎、心臓病のリスクを高めるから注意!
🔸 予防・対策
適切な食事管理(おやつのあげすぎNG)
毎日しっかり遊んで運動させる(猫じゃらしやキャットタワーを活用)
適正体重をキープする(理想は3.5〜5kgくらい)
✅ まとめ(ソマリに気をつけたい病気)
🩸 ピルビン酸キナーゼ欠損症(PK欠損症) → 遺伝性の貧血。遺伝子検査でリスク確認!
👀 進行性網膜萎縮(PRA) → 目が見えなくなる病気。遺伝子検査と早期発見が重要!
🩺 慢性腎臓病(CKD) → 高齢猫に多い。水分補給&定期検査が大切!
🦷 歯周病 → 口のケアを怠ると悪化する。歯磨き習慣をつける!
⚖ 肥満 → 太ると病気のリスク増!しっかり運動させましょう!
ソマリは長生きしやすい猫種ですが、遺伝病や腎臓病に注意しながら健康管理をしっかりすることが大事です。
定期的な健康診断と日々のケアを続ければ、15年以上の健康寿命を目指せます。